新年の贈り物縄文時代にタトゥーはあったのか　ケロッピー前田

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カテゴリー	本・雑誌・漫画>>>本>>>人文
商品の状態	未使用に近い
カラー	ブラック系/ブラウン系/オレンジ系

⭐︎御覧いただきありがとうございます。北海道北東北の縄文遺跡群が世界遺産でホットな話題となる今、縄文人の心にせまろうとするTV番組をみかけます。そこで、土偶の顔にタトゥーがある理由は、製作した縄文人自身も似たような模様のタトゥーをしていたからではないかと。そんな推理が展開されていました。タトゥーは人骨と違い現存しないため、証拠はないけど、【土偶の姿＝縄文人の姿】だと仮定してもいいんじゃないか？という話でした。「倭人の男子は大小なく鯨面文身する」と魏志倭人伝が伝えていますので「鯨面文身」で検索したらこの本を見つけました。すごい本です。この本の写真を見て、確かに綺麗だけどかなり怖いと思いました。私達の遠いご先祖はリアルにこんな刺青だったのではないかと感じ、いたましさに胸締めつけられ…何する気にもなれず一日ぐったりとしていました。なぜなら全身タトゥーをほどこしたモデルさんの黒多めの様子にピンと来るものがあったからです。歴史書に登場する…穴居する先住民【土蜘蛛】という謎の人々。その呼び名は征服者が彼らの裸体を見たまんまだったのでは…。だってこの人爬虫類とか昆虫とかにも見えますもん。土蜘蛛とは、もしかして何の変哲もない『普通の縄文人』じゃないのかと思った次第。例えば『肥前国風土記』という佐賀・長崎周辺の記録がありますが、哀れ土蜘蛛はカツ揚げされたり虐殺されたりとさんざんです。彼ら土蜘蛛の幹部には「大耳」「垂耳」がいました。縄文人は耳栓といわれる巨大なピアスをしていたので、耳は大きくもなるし垂れ下がりもする。せっかくのお洒落なのに努力もむなしくあてこすりに使われたかと思うと悲しい。そこへ刺青まで加わって一層クセ強めとなる彼ら。価値観が違う立場からは到底相容れない存在に映ったでしょうか。「うちのパパ刺青すごいんだよ」「息子の刺青が完成して嬉しい」　タトゥーを喜び合う一家団欒。もし縄文だったらホンワカした日常の一コマだったかな…別世界。寒冷地に限っていえば、体にほどこす彫り物というのは、年中厚く着込む暮らしの中で大変だったのではないか。格好良くひけらかすチャンスが少なすぎます。顔ならわかる。ナウシカの「あれ」が久々に見たくなりました。作家さんとアーティストさんに、沢山の気づきを本当にありがとうと申し上げたいです。すごい本。

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