『コーカサスの虜』(Кавказский пленник)(Prisoner of the Mountains)セルゲイ・ボトロフ監督のロシア・カザフスタン合作の戦争映画。レフ・トルストイの小説『コーカサスの虜』を、撮影当時未だ紛争中であったチェチェンに舞台を置き換えて映画化したもの。国際的な映画賞に多数ノミネート・受賞した傑作です。ロシア軍の若い召集兵のワーニャはコーカサス地方に出征するが戦地で負傷し、上官のサーシャとともにチェチェン独立派の捕虜となり村に軟禁される。しかし足枷を付けられていることを除けば待遇もよく、見張り役のハッサンや、同じく息子をロシア軍に捕虜として囚われている独立派の住民アブドゥル、その娘のジーナといった村人たちと交流するうちに次第に打ち解けるようになる・・・・戦争で死にゆくかもしれない子を想う家族の気持がテーマにあり、実際に主役のワーニャを監督の実の息子セルゲイ・ボドロフJr.が演じています。コーカサス地方(黒海とカスピ海に挟まれた地域)の山岳村の風景や少女の素朴な美しさにも心掴まれます。今のウクライナ戦争の悲惨な状況のことを考えてしまうと胸に迫るものがあります。レンタル落ちDVDです。市販のケースに入れ替えておりますが、スレや色褪せ、折れ、管理シール痕、ディスク面の細かいキズなど、使用感あります。再生確認済み。希少、レア商品です。