此方で既に一台出品して居るモデルです。一見して同じ様に見えますが、アンテナの先端とタイマーのボタンの色が違います。確信は持てて居ませんが、この個体の方がもう一つの個体よりも後に発表されたのでは無いかと思います。初期のtime in maticのカタログではタイマーのボタンが水色だった記憶があるからです。もう一つ、アンテナの先端が赤い透明プラスチックというのはIC-11のアンテナと同じです。初期型はIC-11のアンテナを流用したのではないかと思われます。他の一台同様整備、クリーニング済みで、動作に問題はありません。一見すると此方も欠品は無く、綺麗です。それでも価格差があるのは、此方の個体の方が多少くたびれて居るからです。写真8〜10枚目をご覧いただければ分かりますが、前面パネル、本体の側面に多少の燻みや凹みが有ります。中古ラジオがお好きな方は小さな傷でも気にされる方が多く、これらの傷や燻みは入手してから手直しする事は出来ません。その部分を考慮した価格差とお考え下さい。機能面ではタイマー、ダイヤルライト、トーンコントロールなど全て正常、音も感度も差は無いと思います。細かな差が気にならない向きにはお勧め、気にされる場合はもう一台をお勧めします。此方も電池はオマケします。一時期単二電池が払底して居ましたが、コロナ禍が落ち着き、中国でのEVブームに翳りが見えて居るので、安い中華製電池が再度入ってくる様になって居る印象です。壺中天と言う言葉があります。壺の中に住んでいたと言われる古の中国の賢人が壺の口から覗くだけで天下の動きを理解したと言う故事からの成語ですが、田舎の自宅でラジオをいじって居る爺いが単二電池の店頭陳列を見て世の中の動きが少し見えた様で一寸壺中天の思いです。EUがEVシフト一辺倒を見直したニュースが出て居ました。世の中EVだらけになったらその電気はどうやって作る?電池はどうする?ライフサイクルではHVの方が環境には優しい筈だが、そう言った冷静な視点はどうなって居る?あれだけ酷い厄災を招きながら一寸エネルギーの値段が上がると原子力に突っ走る等等、世の中分からない事だらけです。これも爺いの独り言です。